発表のかたちいろいろ その2

今年度参加したもう1つの発表会は、9月末に行われた

「英語こども先生COMPETITION」です。

特定非営利活動法人 Creative Debate for GRASS ROOTS主催)

当教室からは小学4年生のNちゃんが参加しました。

このCOMPETITIONの前に、全4回のワークショップに参加しました。

 

発表する内容は、英語学習の中で感じた以下のA、Bのことです。

A:自分が成功した体験 または これが得意!と思っていることから得た自分なりの方法

または

B:自分が失敗した体験 または モヤモヤと考えていることから得た気づきや学び

この発表(ミニ授業)を見てくれた人たちが

「あぁ、自分もそこがわからなかったけど、そういうことなのね!」

「そういう方法で学習していくと、自分にもできそう!」などと思ってくれたら

自分以外の誰かの学習に役に立つ!

自分以外の他の人の学びに貢献するということになります。

そこを目標に、子どもたちが発表をする過程も含めて学んでいきました。

 

Nちゃんは何を発表したかというと…

7月末に行われた発表会で自分が取り組んだスピーチの原稿が

とっても言いにくかったそうで、それを題材にしました。

写真は、発表のスライドの一部です。

前に書いたA,Bのどちらかというと、Bのモヤモヤした経験のほうになります。

そこからは、原稿の英語が言いにくかった原因を探っていくわけですが、

一筋縄ではいかないし、そう単純なものではありませんでした。

先生になって授業をするわけですから、誰にとっても

できるだけわかりやすいものにしなければいけないですし、

ただただ説明ばかりでは退屈してしまう。

「自分が学校の先生の授業を聞いていて面白いなーと思うときは?」

「逆に、つまらないなーとか、退屈だなーと思うときは?」などの問いかけも

ワークショップの中でしていき、子どもたちにわかりやすい言葉で導きながら

一方的、受動的に学ぶことと、

自分の中に起きた考えを言語化しながら伝えあい、考えを深め合うこと

どちらの教育により価値があり、学びが深くなるのか。ということを

考えてもらいます。

 

皆さんなら、どんな授業がワクワクして、

どんな授業が退屈ですか?(または退屈でしたか?)

 

学習指導要領の改訂ポイントの一つに「主体的で深い学び」という言葉が

出てきますが、それはどういうことなのか。

学びの「観の転換」というテーマが、

このこども先生プロジェクトの根幹にあります。

実際になっちゃんが発表をした内容と、

その発表を聞いた同じクラスの子どもたちのフィードバックについて

次の投稿で書きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました