絵本で英語を「3と似てるね」

今日から新しい絵本に取り組みます。
「Benji ~Little Bear’s Underwear Scare~」

新しい絵本に取り組むときは、まず初めに表紙の絵からお話を想像をする作業をしていきます。
What can you see on this cover page?

日本語でも英語でもよいので、気づいたことや見たものをどんどん言ってもらいます。
「くま!あ、Bearだ」
「Yes, bear. How many bears can you see? Let’s count together!」
「One, two, three, four…」
「帽子!」「ギター!」「ちがうよ、guitarだよ」などなど、たくさん出てきます。友達が英語で言わなかった単語をもう一人が英語で言えるときもあります。

私が「What’s this?」と言って大きな木を指さしました。
「木だね」
「Yes! This is a tree.」
そのときAちゃんが「3に似てる」とぼそっとつぶやきました。
聞き逃さなかった私は「お!3に似てるとは?」と聞くと
「threeとtreeが似てる」と言ってくれました。
threeの音が記憶にあったために出てきた気づきです!
韻、ライムに気づきましたね。

ここで私はもう一つ踏み込んでみました。
thがレッスンの会話の中でよく出てくるので、私は発音のしかたを小さい幼児ちゃんから教えています。

日付の確認のときに出てくる序数のth.
Classroom Englishで頻出の会話に登場するThank you.のTh.
That’s a good idea.のTh.
毎週木曜日に来る子どもたちにはThursdayのTh. 本当にたくさん出てきます。
このthの下に舌の絵を描いてあげます。言うときは舌を歯と歯の間に挟んで音を出すんだよ~ということを、視覚的に、感覚的に教えます。

すると、thをあちこちで見つけては、このベロの絵を描きます。
これが楽しいようです。
出てくれば、ここの音はベロを出して言うんだ、ということに気づきます。
がめら先生の「落書きフォニックス」の一部です。

今回のtreeとthree。似ているよね!よく気づいたね!
私はまずそこに感動したよ!ということをAちゃんに伝えました。
そして、ホワイトボードにtreeとthreeを並べて書いて、違いを視覚化します。
treeにはベロベ~ロがないけど、threeにはベロベ~ロがあるよね~。

この小さな気づきをたくさんたくさん増やしてあげたい。
楽しさの中にも、自分から気づくことをたくさん経験させてあげたい。
この経験が積み重なると、絶対英語は楽しいものになり、もっと見つけたい、もっと知りたいという欲求が出てくると思います。
その欲求が、学ぼうとする意欲に繋がるのだと思います。

特に、高学年や中学生の、英語がすでにちょっと苦手、と感じている子どもたちにも、この経験をぜひぜひ、させてあげたい!と強く思っています。


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