Ten fat sausages「ゆっくり歌いたい」年長さんクラス

年長さんクラスは2クラスあります。
合わせても3人なのですが(^-^;

今取り組んでいるのは、みんな大好きTen fat sausages!

このチャンツは、mpiの数あるテキストの中でも、学年や年齢を問わず登場します。
チャンツとは「メロディーのない歌」「言葉あそび」です。

松香先生は、
英語を学び、身につけたければ、英語のチャンツに注目しなくてはなりません。
通じる英語を身につけたければチャンツでリズムを学ぶのが原点です。
英語のリズムを獲得することにより、通じる英語になります。

と書いていらっしゃいます。

今年長さんが使っている「The Sky Book2」にもTen fat sausagesがあって、日々の家庭学習でCDを聴いているので、どんなチャンツかはわかっています。
レッスンで、さぁやるよ!というときには、この歌好き~!という感じで、すでにある程度リズムに乗ってノリノリで言うことができています。

リズムをある程度つかむことができるようになると、子どもによってですが、正確な言葉の発音と意味に疑問を持ったり、考えたりするようになります。
ある日、Yちゃんが「ねぇ、アナダウェントバン(こんな感じに聴こえました)ってどういうこと?」と聞いてきました。

そうだよね!よくそこで立ち止まったね!と私は褒めました。

ホワイトボードにフライパンの絵を描いてから、マグネットでつけられるようにしたソーセージ10本の絵をフライパンの絵の上に貼り付けて、ゆっくりゆっくりOne went POP! and another went BANG!と言いながら見せてやると、なんとなく理解したようです。

これを、自分たちでもやってみたら、もっと理解が深まるかも?
と思い立って、クラフトをすることにしました。
このチャンツはクラフトにしやすいと思います。いろいろなお教室で先生方がされていますね。

年長さんだとそろそろ一人でハサミが使える頃。お母さまたちに確認してOKをいただいたので、台紙からフライパンとソーセージを切るところから始めました。

たまにはこういう時間があってもいい、という思いもありました。
いつもコース通りに進むことを念頭に置いてばかりいると、ときに大切な発音の部分を見逃したり、子どもたちがしっかり理解しているか、つかめているかという肝心の部分から遠ざかってしまうことがあると、最近感じています。

クラフトは、一部Homeworkにすることも含めて、レッスンの中で2回時間を作りました。
作って終わり、ではなく、完成したものを使ってチャンツを言うことが目的です。
CDにのせてやってみようとしたら
「ゆっくり歌いた~い!」の声。

そうなのです。CDのスピードはどの曲も速いと感じます。
その速さには、英語、日本語に限らず、その言葉の持つリズムを取るための意味があるのですが、ある程度言えたり歌えるようになってくると、しっかり発話するためにもゆっくりと歌ったり言ったりする練習も必要です。

自分で作ったフライパンとソーセージを使って、CDをかけずにゆっくり言いながら、子どもたちは何回も楽しんでいました。

私のほうは、
・一つひとつの発音、口の形に気をつける
・数の認識…複数のときにsをつけるなど
・ちょっと難しい部分である、one, another, the otherの違いに気づかせる など、
一つのチャンツで指導の深堀りができたことで、子どもたちの理解がいつもと違ったと感じることができ、大変勉強になりました。

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