小学2年生の女の子、CD音源を使わずに、絵本の音読に挑戦しました!
ここまで読めるようになるまで、頑張りました~!
口の形、舌の位置、息の出しかた、イントネーション、アクセント…
細部に気をつけながら読んでいるのがお分かりになると思います。
絵本は、皆さんよくご存じの「Lemons are not RED.」です。
やったことは
✔単語を知る…意味、発音、アクセント全て
✔文型を知る…SVCの概念がわかる。否定文がわかる。
✔文章全体の意味を知る…上記の2つがわかると、文章の意味がわかります。
1学期からずっと、このお子さんのクラスでは品詞の理解から始まり、
SVC(Cは形容詞・名詞のケース両方)を学んできました。
また、発音は1文字1音の音素から始まり、erの発音、名前読みなど
フォニックスルールを導入してきました。
段階を細かく分けて少しずつ、かつ着実に積み上げてきた知識と
身体(口、舌の使い方、息の通り道など)と頭を使って覚えた発音で
ここまで読めるようになりました。
私が今回、CD音源を使わないことにこだわった理由があります。
かつて音源つきの絵本で暗唱をしてもらったことがあるのですが、
単語の一部の意味は理解できたとしても、文章全体の意味は
理解していないだろうなぁと思っていました。
また、音源のマネをして、どこか知らない国の言語の歌を
丸暗記して覚えるような感覚で、子どもたちが絵本を読むことに
どうしても違和感を覚えました。
文法を知らず、単語の発音のしかたも知らず、絵の情報や音源だけで
英語の絵本をなんとなく読んだ気にさせてしまうことに価値があるのか?
と考えてしまったのです。
CD音源を聴くことで、英語独特のリズム感や発音(音のリンキングや脱落など)
を自然に暗記できるのは、英語学習の方法のひとつとして有効だと思いますが、
それは文法や、音のしくみを理解した上でやればいいと思います。
今回の体験が、これからの英語学習の自信として、このお子さんの宝物に
なってくれると信じています。
まだ幼いので、口の周りの筋肉が未発達な面も含め、これからますます
自分自身で発音を磨いていける子に成長すると思っています。
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