昨日、mpiの関東甲信越のパートナー会員が集う、年に1度の実践セミナーに行ってまいりました。
お元気なお姿の松香洋子先生をはじめ、いつも大変お世話になっている統括の先生方、指導者仲間の先生方にもたくさんお会いできました。
皆さん楽しみにされているのが、松香先生の講演です。
全体を通して先生がおっしゃっていたことがいくつかありますが、そのうちの一つが「いかにして言葉の”溜め”を作るか」ということでした。
今の時代、簡単な会話表現はsiriが教えてくれます笑。
子どもでさえそれを使いこなせます。もはや、そこを一生懸命学ぶ時代は終わりました(もちろん、初めて英語を学ぶ生徒には基本から指導します)。
世界の同世代の子どもたちと会話するとき、大学に入ってネイティブのお友達と話すとき、社会人になって会社で同僚たちと会話するとき…これからの将来、さまざまな場面で英語を使うときが増えてくるでしょう。
さぁそのとき、どれだけの表現が口から自然に出てくるか。どこまでその会話をしている人と、会話をしたい人たちと、会話を発展させられるか。
それは、言葉の”溜め”次第だと。
どれだけの語彙や表現を自分のものとして内在させられるか。
しかもその表現は、文法的に間違ったものではいけない。
日本人は英語が母語ではないので、英語の”溜め”が無い。”溜め”がないといざというとき口から英語が出てこない。
ならば、”溜め”を作ってやればいい。
「英会話たいそう」という教材がmpiにはあります。
これは、実際に松香先生が海外生活の中でネイティブの方々、子どもたちが使っていた表現を厳選して48文×2を歌と踊り=Dansinglishにしたものです。
何回も聞いて歌って踊ってを繰り返していると、文法や難しいことを考えずに文章をかたまりで、自然に内在させることができます。
この「英会話たいそう」と「TAGAKI」が共通する部分があるというのです。
松香先生は常に、英語はCollocation※で覚えよう!ということをおっしゃっています。
※Collocationとは、一緒に使われる単語と単語の繋がりのことで、日本語ではよく「連語関係」「語の配列」のように訳されています。
Collocation is the way words combine in a language to produce natural-sounding speech and writing. For example, in English you say “strong wind” but “heavy rain”. It would not be normal to say “heavy wind” or “strong rain”.
日本語では、雨風が強い時、強い雨、強い風と言いますが、英語ではwindにはstrongを、rainにはheavyを使うのが自然な言い方です。それを逆にしてstrong rain, heavy windと言ってしまうと、意味は通じるかもしれないけれど、ネイティブの人はそのような表現は使わない、不自然な言い方になってしまうのです。
このように、本当にナチュラルな英語表現を身につけたいのであれば、Collocationの知識がとても大切になってきます…
(Oxford collocation dictionaryより抜粋されたかたの記事より。わかりやすく書かれていたので引用させていただきました。)
「英会話たいそう」の96文と、「TAGAKI」の600センテンスを”溜め”ることができたら、正しいCollocationが内在されます。
「英会話たいそう」のフレーズは小学校低学年の子どもでも覚えることができます。
「TAGAKI」はレベルが5つあるので、「英会話たいそう」ほど簡単なことではないにしろ、子どもたちの力で自分のものにできるのです。
どうやって言葉の”溜め”を作ってあげるのか。
☆徹底的なスピード音読→早く読む力がつく
☆徹底的なスピード音読→聴く力がつく
☆見ないで書く→正確に書く力がつく
☆見ないで言う→正確に話す力がつく
という4つのことがまとめてできるのが「TAGAKI」の魅力です。
試験の点数や検定の合否が気になっている保護者の方々は多いと思います。
会話をやらせたいけれど、学校の成績が最優先だし、そのためには塾で、文法や試験対策を学ばないと…とお思いの方は多いと思いますが、この試験にも「TAGAKI」が多いに力を発揮する実例がたくさん出ているそうです。
これからは、自分が考えていることを英語で「書いて」「言えて」ができなければ、試験にも通用しなくなってきます。
「書く」ことができなければ、口からも出てきません。
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