無知の知

 

せっかく、こんなに立派な

ホームページがあるのに

冬眠しているかのようなサイト。

自分の分身のはずなのに、

なぜか遠ざけてきたこの場所。

今日は久しぶりに書きたいことが

あって、

勇気を出してここに来ました。

でも、小心者な私は

ここにひっそりと書きます。

 

先日、三連休の中日に親戚の甥っ子の

結婚式がありました。

式から披露宴と、招待してもらったのは

本当に久しぶりでした。

とても楽しい趣向が満載で、

長さを感じさせることがないくらい

素敵な式でした。

ブログの先頭の写真(アイキャッチ画像)は、

新郎新婦が大切にしている

”歯”を守るための

高級そうな歯みがき粉です。

見たことないです(笑)。

披露宴が終わった後、直接新郎新婦から

いただきました。

 

私が思う結婚式とは、

親族の他に会社の上司や

学生時代の先生、

先輩など目上の方々が並び、

挨拶を頼まれた人はものすごく

緊張して親族一同も緊張して…

長く感じる時間がやっと終わる

というような印象でした。

 

今はこんなにも自由で楽しいのか!

ホストである新郎新婦はもちろん、

招待された人たちも本当に心から

楽しめるような

おもてなしの心に溢れていました。

小学校、中学校、高校、大学時代の

自分の大切な友人たちだけ。

それも大勢!

上司、先生、先輩はいませんでした。

招待するほうもされるほうも

ハッピーになれるお式でした。

 

さて、本題です。

いい意味でカルチャーショックを

受けて帰宅したその翌日の昼前、

新郎の両親である義兄姉から

電話がきました。

 

なんと!

我が家で持っていったご祝儀の金額が

圧倒的に足りていない

という話です。

なぜそれが義兄姉の知るところと

なったかというと、

新郎新婦は式と披露宴のあと

二次会、三次会、四次会…とあったので

ご両親が預かってきて、

リスト化することを頼まれたそうです。

ご両家で金額を確認もし合うそうで、

義兄姉がもし預からずに

直接新郎新婦のもとへ金額が

知れていたら、彼らは私たちに

伝えられず、新郎である甥っ子は

恥ずかしい思いをすることに

なっていただろうと思うと、

本当に涙が出るほど恥ずかしく、

情けなく、申し訳ないと思いました。

 

聞けば近年では、

親族が包むご祝儀の額は

1人あたり5万円から10万円とか。

それが家族で招待された場合は、

1人あたり3万円×人数。

 

そのようなことは調べれば

すぐにわかることですが、

それを知らずに、自分たちが

昔持っていた感覚で、

何も確認もせず、

今思えばとっても少ない金額を

包んでいき、

(おそらく引き出物以下の

金額になるところでした)

存分に披露宴を楽しんできて

しまった自分たちの、

なんと愚かなことよ…。

 

それよりなにより、

自分たちの口から私たちに

そのことを伝えなければならなかった

義兄姉の心痛を思うと、

本当に申し訳なくて、恥ずかしくて…。

なのに2人はとても優しくて、

「せっかく涙を流して○○の

結婚を喜んでくれて、

あんなに楽しんでくれたのに、

本当に申し訳ない」

とまで言ってくれました。

 

人生50年以上生きてきて、

こんなに情けなくて

恥ずかしい思いをしたことは

ないんじゃないかしら、

とさえ思います。

 

この年になっても

まだまだ知らないことが多くある。

豊かになったこの時代に、

ろくに学びもせず、

自分の認知バイアスだけで

生きていくと、

いつしか周りに誰も、

おまえを信用してくれる人は

いなくなって、

気づいたら1人になっているぞ。

 

おごらず、謙虚に生きよ。

人の話に耳を素直に傾けよ。

互いの違いを認め合い、尊重せよ。

そして、自分の無知を知れ。

 

大げさだよ、とお思いになるかも

しれませんが、

空のどこかたかーいところから、

ものすごく大きな

存在の神様のようなその人に、

こんなことを言われ

ガツンと頭を殴られたような、

とてつもない衝撃を受けた

出来事でした。

 

改めて、結婚したお二人に

祝福の言葉をかけたい。

そして、義兄姉の存在に

深く感謝をします。

 

このことが深く自分の心に

引っかかるのは、

他にも自分が、

おごっているよな、

もっと謙虚にならないとね、

と思うようなことが

頭をよぎるからです。

 

いきなり全てに、とはいかずとも、

いろんな場で、心を入れ替えて、

自分を俯瞰して見つめ、

またここから

生き直していきたいと思いました。

 

これをお読みくださったかたへ。

長い文章に付き合ってくださって

ありがとうございました。

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