『なんのために学ぶのか』 読書の記録

年末年始に池上彰先生の『なんのために学ぶのか』を読みました。

まだお教室の子どもたちには難しいと思いますが、大人の私にも響く内容が多く、ぜひ読んでほしい一冊なのでブログに記録します。高校生や大学生のときに読みたかった本です。

Bitly

この本のどんなところがよかったか…たくさんありますが、今回はこの本の中に、英語教育について池上先生が思うところが書かれていた部分をご紹介します。

「ーあなたもグローバルな世界で活躍しようと思えば、英語は必須です。しかしそれ以上に大事なことは、英語で語るべきものを持っているかどうかです。ここで決定的な違いが出るということを知っておいてください。リベラルアーツを学ぶ意義はそういうところにもあるのです。ー」

ここの部分に共感しました。私が子どもたちに伝えたいことはまさにこれです!

英語は言葉なので、日本語と同じく、自分の気持ちや意見を伝えるためや、必要な情報を知るためのツールでしかありません。大切なのは、英語や日本語を使って、自分が好きなこと、今夢中になっていること、専門として学んでいること、仕事としてやっていることをどれだけ熱く他の人たちと語り合えるか、というところにあると私は思います。

また、池上先生は、自分の専門分野とは別に、いわゆる世界の誰もが共通の教養となることを知ることが会話をしていく上で重要だとも仰っています。詳しくは…とにかく本を読んでみてください!

私はこの年になって、英語が相変わらず好きですし、こうして英語を教えることを仕事にしていますが、もしできるなら、自分が好きなことが英語のほかにもう一つでもあれば、そこから世界にはばたきたかったなぁと思っています。

今からでも遅くはないとも思っていますよ。自分が好きなことを通じて世界の人たちと語り合えたら素敵ですよね。

池上先生の「大事なことは、英語で語るべきものを持っているかどうかです」という言葉。

自分に言われているような気がして、新年から身が引き締まる思いがしました!

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