講師としての学びの場ー実践セミナーで得たこと③

2回に分けて実践セミナーで学んできたことを記録いたしました。

今回は、当教室で実際にTAGAKIを使っている生徒さんの話を書きます。

現在、TAGAKIを使って学んでいる生徒さんは当教室で2人。

現在小学校6年生の女の子です。彼女たちは当教室の生徒さん第1号で、レッスンを始めて3年目に入ったところです。

 

2週間前に、そのうちの1人(Mちゃん)がTAGAKI10の30トピックをやり終えました!今はTAGAKI20に進んでいますが、TAGAKI10をやり終えたあとのTAGAKI20は、簡単に感じる!と言って、引き続き楽しく取り組んでくれています。

レッスン中には他のやるべきことでいっぱいいっぱいで、なかなか取り組む時間が取れずにおりました。それでも、慣れるまでは

★選んで書く → ★見ないで書く → ★見ないで発表 までができるよう、私が見ているところで時間を取りながら進めました。

15トピックくらいまでそうやって進めていくうちにコツを掴んできたようなので、

★選んで書く→★見ないで書く→★見ないで発表ができるよう、自宅で学習して覚えてくる、という宿題を出すことにしました。

始めた頃は、選択肢をどれにするかで悩む時間が長いな~と思いましたが、慣れてくると即断即決できるようになりました。

そして、文章を書くことも、覚えて言うことも、 パターンがつかめてきたのか、早くなっていきました。

問題は、正しく覚えて書けているか?言えているか?というところですが…。

この教材、指導者の我々は一切添削をしない!ということが大きな特徴なので、

間違っていたとしても赤ペンで直したりしません。これには、生徒さんが自分で自分の間違いに気づき、直し、正しく書いて言えるようになるように、という狙いと願いが込められています。特にTAGAKI10は、文章が正しく書けるように促す狙いもあるので、ここが非常に大切になってくると思います。

これについては、生徒さんの個人差があると思いました。

大きく分けて2つの特徴があると思います。

①見ないで発表をしたあと、自分の書いたことは合っていたか、言ったことは間違っていなかったかをすぐにチェックしたいと思って赤ペンを持つ子。

②見ないで発表をしたあと、すぐに教材をバッグに閉まってしまう子。

子どもたちを見ておりますと、①のお子さんは1つのトピックが終わるごとに正確に書けるように、言えるようになっていくので、どんどん楽しくなってきて、早く違うトピックに挑戦したいと思うようになります。②のお子さんは、どちらかと言うとTAGAKIの時間が苦痛になっています。

TAGAKIはボルダリングのような教材、というキャッチフレーズのようなものがついていますが、納得ですね。自分の力で登り進めていくことができる教材になっているなと実感しています。

②のお子さんが①のほうに寄っていけるようにするためにはどうしたらよいか…と思っていましたら、子ども同士でチェックさせるとよい、という他の先生からのアドバイスをいただきましたのでさっそくさせてみたところ、②のタイプのお子さんも、以前よりはTAGAKIに興味を持ってきてくれたように思います!(^^)!

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