今年度は7月と11月の2回、保護者の方々と面談をさせていただく機会を設けました。
7月のほうはご希望制で、11月のほうはできる限り皆さまとお話をさせていただくことにしています。
7月の面談にあたって申し込みを開始したのが1ヶ月前。
ご希望制なので、皆さんお忙しいですからそれほど多くの方が申し込むことはないだろう…と
思っておりました。
ところが、17名のお母さまが面談をご希望され、私としてはドキドキいたしました💦
保護者の方々にお子さまがたのレッスンでの様子や、今何をやっているかということは
毎回のレッスンレポートでお伝えしていますので、
「普段のレッスンで何をやっているかわからないんですがっ」というお話ではないな…と思いつつ、
レッスン時間外の時間…主に平日の午前中に時間を設けて直接お話をさせていただくことに
いたしました。
全体を通じて、英語のレッスンに対して持っている不安、内容がわからなくて困っているという
お話は一切ありませんでした。そのことは私にとっては最も安心したことでした。
今回は大きく分けて3つの観点からのお話が多かったと思います。
1.英語を学ぶ意味
私が教室を始めた5年前は、英語をやるならとにかく楽しく!歌って遊びながら英語に親しもう!
という空気感のもと、英語教育業界が活気づいていた印象があり、保護者の方々もその波に乗って
お子さまを英語に触れさせようという流れが主流だったように思いますが、
今回の面談では、保護者の方の意識が「ただ楽しいだけだはなく、役に立つ英語」という方向へ
変わってきつつあることを感じました。
お話をさせていただく中で、ご自分が英語教育を受けてきた中で大切だと感じること…
発音や文法の知識は英語を学ぶ上では欠かせないものであることをご理解いただけているという
実感がありました。
2.ご自宅での英語への取り組みかた
毎回このことをお聞きになる方が2,3名はいらっしゃいます。
CDの聴き流しをやめてから半年は経ちますが、その代わりに単語の発音練習を宿題にしています。
レッスンで学んだ音素やフォニックスルールを繋げて正しく発音する練習をしてもらっています。
また、文法学習では、SVCの文章を書いてくる宿題や、テキストの宿題を出していますが、
ご自宅で何をしたら(正確には”させたら”)いいかわからないとおっしゃる保護者の方のお子さまに
限って、たいてい宿題をやってきません。
私は、宿題はやってこなくてもあまり気にしていないのが正直なところなのですが、一応
理由を子どもに聞くと、毎度「忙しくてやる暇がない」とため息をつきながら言います。
私が出す宿題は、1日5分、いや3分もあればできることがほとんどです。
なのでおそらく、その子たちは、その時間が無いというよりは、やるべきことが多すぎて、
何から手をつけていいかわからない。
もしくは、やることが決まっているものから手をつけるので、優先順位から外れてしまう。
といったところでしょうか。
情報があふれかえった世の中で、自分が属している場所それぞれのやるべきことがあり、
何をやるべきか、何をしたいのか、どの順番で…といった思考力を養う時間が奪われている。
自由に思考するだけの時間が無い。
そんな風にも見受けられるのです。
3.英検について
英検受検の低年齢化が進んでいます。
私の教室では、ここ1年で英検対策を希望される中学生・高校生の生徒さんが増えてきている
影響で、保護者の方々の関心も高まってきています。
皆さんにお話するのは、チャレンジで受けることは構わないと思いますが、3,4,5級レベルで
あれば、高得点で受かったほうがいいということです。
英検は、6割の正答率で合格できます(準1級からは7割)から、100点のテストで60点
取れたら合格です。
お子さまが「見て!今日テストで60点取ったよ!」と喜んで持ち帰ってきたら、お母さまは
どんな感想を持ちますか?正直言って、喜ぶどころか「なんで?どこを間違ったの?」と
問い正したくなりませんか?
英検の合格ラインとはそういうものなのです。
ですから、記念で受けるのは一向に構いませんが、せっかく受けるなら高得点で受かるように
がんばって学習をしてほしいと思います。
4,5級用の小学生さん向け英検対策講座の時間を取りたいところなのですが、
ただいま調整中です。
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