講師としての学びの場ー実践セミナーで得たこと②

 

松香先生が講演の全体を通じておっしゃっていたことで、私が心にとどめたことの1つ目は、

「いかにして日本の子どもたちの英語(英語表現)の”溜め”を作ってあげるか」ということでした。この点についてはこの前のブログに書きました。

2つ目は「自分の記憶力と子どもたちの記憶力を同じだと思ってはいけません!」ということでした。

☆15歳は単純記憶のピーク…英語、漢字、ことわざ、歴史、算数、理科の公式…子どもたちは覚えなければならないことに溢れていますよね。でも、子どもたちはそれを記憶して積み重ねていけるのだそうです。子どものうちにたくさん学んでおく理由はそこにあると、常々思っています。

☆25歳は理解記憶のピーク…子どもの頃には理解できなかった複雑なことや難解なことも、15歳を過ぎると理解できるような知識がついてきますが、その理解記憶のピークは25歳だそうです。

じゃあ、そのあとはどうしたらいいの?と思うかもしれませんが、単純記憶、理解記憶のほかに、経験記憶というものがあるそうです。我々は、この”経験記憶”に頼って今を生きるよりほかありません苦笑。

こう聞くと、いちいち納得することばかりです。

英会話たいそう96文+TAGAKIの600センテンスを全て子どもたちの記憶に内在させることなんてできないです!と思っていた私を含む指導者の皆さんも、この話を聞いて、なるほど確かに子どもはらくらく覚えていくよね、と納得しました。

子どもの記憶力を信じて、それを活かす!それが大切だというお話でした。

TAGAKIを使って、まずはTAGAKI10の30トピックを溜めます。そのあと、理解記憶が徐々に発達していったところで、TAGAKI20,30,40,50と進めていき、60トピック、90,120,150と段階的に溜めていくのが理想です。

mpiの新教材TAGAKIの話ばかりしていますが、他にも素晴らしい教材がいろいろあって、例えば小学校中学年から使い始める「自己表現ワーク」のフレーズにも、この記憶の話は当てはまると思います。自分の身の回りのことを表現できるフレーズが1ユニットに2つあるので、1冊で2×8ユニットですから16のフレーズを覚えることができます。そしてこの「自己表現ワーク」を始めるあたりから「TAGAKI10」も使い始めることができます。

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